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2015-10-05

Q&A「自費出版の見積りについて」

本の書き方Q&A

Q 「この原稿を本にしたらいくらかかる?」

A すでに原稿をお持ちの方々から、よく質問をいただきます。
出版は商業出版も自費出版も条件によって、かかる費用は数倍から数十倍もの開きが出ます。
一般の方々が、書店に自費出版する場合は、発行部数は200部~3000部ともいわれていますが、
書籍の保管・物流・陳列・資材・廃棄・伝票・管理など、書店販売では手間や管理がかかります。
それゆえ、費用も150万円~300万円ぐらいとなるのです。
ただ、書店販売の効果を考えますと、発行部数から販売される書店数を想定すると数百店舗。
全国1万3000の書店に対する割合は数%となります。
また、書店の陳列書籍の見直しサイクルも短期化の傾向があり、売れなければ返品のリスクも高まります。
逆に、ヒットすれば、一気に販売数の増加が期待できます。
多くの自費出版社の見積は、書店販売での自費出版を前提としています。
期待する大きなリターン相応の費用見積をしていると考えられます。

対して、印刷書籍のインターネットでの通信販売では、
書店のような店舗ごとの陳列在庫は必要ありません。
予測も含まれますが、基本的に、受注発注です。
インターネットでの売れ行きを予測して、印刷部数を決めることができます。
予測を超えて売れれば、増刷により対応ができます。
これにより、印刷費用や流通経費などが大幅にカットされ費用での出版が可能になりました。
例えば、前述の見積が250万円に対して、インターネット通信販売では50万円の見積となることもあるのです。

違いは、「書店販売」か「インターネット通信販売」かの販売方法の違いのみ。
本の中身は、書店販売の書籍と変わりません。
「インターネット通信販売」の書籍も、
国会図書館に納本することができます。
学校のテキストに採用されることもあります。
新聞や広報の記事になることもあります。
エンドユーザーからのお問い合わせから、
書店でのお取り扱いが始まるケースもあります。

従来では、書店販売のみだった出版も、
インターネットを利用した出版が可能になり、
出版物も印刷だけでなく電子の形式も現れました。

販売方法や書籍の形式の選択肢が増えたことにより、
その制作方法やサービスも各社多様になってきました。
見積も、内容も質も各社のカラーが出て多様です。

大切な原稿を預けるわけですから、
やはり、安心信頼できる出版社を見つけていただくのが
良い選択かと思います。

(MDP牛田)7

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「自費出版の見積りについて」
武蔵野デジタル出版「本の書き方教室」でお伝えしています
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